清里の農

休耕地活用にハーブを!植え付けイベントが実施されました

田植えのシーズン中の上中條の棚田。春を迎えて田植えでにわかに生命の気配が濃くなるこの時期に、普段は注目もされずにひっそりと見過ごされていた休耕地に多くの人が集まり、なにやら土いじりをしている様子。一体なにがこの地で行われているのでしょう?

 

休耕地活用にハーブの植え付け。

そう、ここで行われたのはハーブの植え付け。「櫛池の棚田群」として農林水産省から「つなぐ棚田遺産」のひとつに選ばれている地域ですが、他の地域と同様に耕作が行われていない休耕地の増加が問題になってきています。

そこで、櫛池農業振興会の旗振りで休耕地へのハーブの植え付けのプロジェクトがスタート。ハーブスクールなどの区内のハーブの活用プロジェクト「星の清里ハーブプロジェクト」の一つの柱として、5月26日に植え付けイベントが実施されました。

植え付けに参加したのは区内、区外含めて20名ほど。ハーブスクールの常連の参加者さんの姿もちらほら。

 

今回植え付けに使用したハーブは100種類の300株!この軽トラに乗せた姿、不思議とかわいらしく見えますよね。

 

植え付けを指導してくださるのは日本メディカルハーブ協会の事務局長の木村さん。他の地域でも休耕地でのハーブ植え付けを指導しているプロフェッショナルです。「その地域その地域の自然な環境の中にハーブが共存していくのが理想的な状況で、なるべく無管理で育っていくのがベスト。そのため雑草な抜かず、その合間にハーブの苗を植えていきます。雑草を抜きとっちゃうとそこにいた微生物もいなくなって土も固くなるし、雑草が水分を保持してくれるという側面もありますからね(木村さん)」

 

100種類という圧巻のバラエティにももちろん意味が。「うまくいくかどうかは半分実験みたいなところもあって、その土地その土地の環境に合うものを実際に植えて見極めるという意味があります。一口に中山間地域と言っても、その気候や土の状態は本当にさまざまですから(木村さん)」

 

よいしょ、よいしょ。みんなで植えれば楽しさもひとしおですね。

 

この日はメディアの取材も入り、地域の期待の高さもうかがえます。地域の休耕地活用の一歩として、大きな期待とともに終了したハーブの植え付け。収穫したハーブはハーブスクールでの活用はもちろん、今後の商品化などの可能性ももつ、あらたな清里の資源となっていくのかも。